保育士が知っておきたい子育て支援と健全育成

育ちあい関係が欠落している

現代の子ども達には、家族や地域社会、学校における
子供同士の育ちあいの関係が欠落しています。

 

少子化によって、子ども達にとって良い遊び相手となる仲間が減りました。

 

また、親の子どもへのまなざしや働きかけが過剰になり、過保護となるなどして、
子どもの同志のたわいない喧嘩に親がすぐに介入したり、
服が汚れる、濡れるなどの親の都合で、子どもの遊びを禁止することもあります。

 

さらには、少し大胆な行動をとろうとする子どもに対し、
親が制止するなど、口を出してしまいがちです。

 

このように、現代の子どもは、
子ども同士の関係や遊びの内容にも、常に親が監視をしている状況があります。

 

そして、学齢期になると、いじめや不登校、学級崩壊など、
色々な問題が子ども達に降りかかり、親の心配は尽きません。

 

さらには、「偏差値」というものが登場し、
偏差値1点の違いで子どもを分析するような機能が備わる社会になってしまいました。

 

他の子供たちと協力して何かを成し遂げようと言うような意欲を失わせ、
子ども達の間にあった仲間意識というものも薄れてしまっています。

 

また、土地開発が激化し、子どもの遊び場である生活空間が奪われ、
テレビやコンピュータゲームのような、一方的なコミュニケーションが多くなり、
社会的な相互作用的コミュニケーション力を育む機会は激減しています。

 

昔は、子どもが育つ際に、当たり前の様に存在していた
「子ども同士の育ちあい関係」が欠落している事により、
コミュニケーション力が不足し、孤立や孤独、他人への共感力の不足が
現在の子育てに影響しているのです。